地球連邦軍第20機械化混成部隊、別名「スレイヴ・レイス」。
表向きは一般的なMS部隊だが、この部隊には極秘任務を遂行する裏の顔があった。
それは、連邦軍内で汚職や不法行為を行う友軍や、司令官の「グレイヴ」にとって邪魔な人物を処刑・暗殺するという、汚れ仕事を遂行する役割だった。
集められたメンバーは、連邦軍の中で重罪を犯し死刑判決を受けながらも、それぞれの道で一流の腕前を持つスペシャリストたち。
その中の一人である、隊長のトラヴィス・カークランドは、一年戦争以前にジオンの女性と恋に落ちて子供を授かるが、一年戦争の勃発により生き別れになってしまう。
妻子の安否を確かめる行為がスパイ行為とみなされて死刑判決を受け、その後スレイヴ・レイスに送られるという経歴があった。
そのトラヴィスの息子であるヴィンセント・グライスナーは、ジオンのMSパイロットとして特別競合部隊「マルコシアス隊」に配属されていた。
彼もまた、マルコシアス隊の一員として数多の戦場を潜り抜け、一人前の戦士として成長しつつ有った。
だが、やがてお互いが敵同士となったことを知らぬまま、親子は戦場で激突する事となってしまう。
一方で、スレイヴ・レイスの存在が無用となりつつあったグレイヴは、自身のMS開発計画「ペイルライダー計画」の試験を兼ね、味方であるはずのスレイヴ・レイスに新型試作MS「ペイルライダー」を差し向け、マルコシアス隊もろとも葬り去ろうとしていた…
STAGE 01:「隷属する亡霊ども」
STAGE 02:「ジャブローは紅く染まる」
STAGE 03:「断ち切られた鎖」
STAGE 04:「ソロモンの落日」
STAGE 05:「砕かれた墓石」